ワンコの不運

2000年12月5日
久しぶりに、妹の末ちゃんとランチすることになった。
末ちゃんは、只今妊娠8ヶ月の身重。
でも、自分の車を買ったばかりやったから、運転さしたろと思って、
『来い!ウチの近くのイタリアンに来てみたまえ!』と、挑発した。

末ちゃんは、『行ったらぁ~!』と言ったので、私はきみちゃんと、その店で待っていた。
約束は12時半、私達が着いたのは12時20分。

末ちゃんは、1時過ぎても来なかった。
どないなってんねん!と、携帯に電話すると、
案の定、道に迷っていた。
お店を通り過ぎてしまい、Uターンしようとしたらしいんやけど・・・・
いつの間にやら、アチコチ曲がって訳分からんようになって、全然違う所にいた。

そこから、私がナビしたら(方向音痴の私だけど、さすがに地元は知ってるのよ)
『うん!分かった!まかしといて!』と、末ちゃんは自信たっぷりに電話を切った。

それから、10分位たっただろうか・・・・来ない。
又、電話すると・・・

『今、どこにおんねん?』と、私。
『あんなぁ~、ブリックハウスを左に見て停まってるねんけど・・・』と、末ちゃん。

全然、見当違いの所に・・・なんでや?
どこをどう行ったら、そんな所に出るんや?
しかも、反対方向やし・・・Uターンさしたら、又、余計にとんでもない所に行ってしまうやろなぁ~。

『分かった。電話切りなや!そのまま、私が言う通りに走りや!ウンヌンカンヌン・・・・』
と、方向音痴の私が、ムッチャ偉そうに指示した。

又、変な所に行ってしまうと、思うやろ?
ところが、方向音痴同士やったら説明がうまくいくねん!

なんでか?
北やとか、南やとか、言わんから!
向かって左とか、箸持つ方とか、赤ちゃんでも分かる言い方で説明するからでした!えっへん!

かくして、やっと辿り着いたのは2時前だったでしょうか・・・。
もう、二度と末ちゃんに、車で来いとは言わない決意をかためながら、ランチを食べました。

方向音痴って、血筋なんかなぁ~・・・。
これは、方向音痴の人にしか分からんけど、
ホンマに、とことん、なんで?って、言うくらい、わざわざ、逆方向を選んで行ってしまうねん。

ほんなら、自分が思った方と違う方向に行ったらええと思うねんけど、その時は、確信犯やねん。
今度こそ、絶対正しいと信じてんねん。

ランチを食べ終わったんは、3時頃やった。
その間、ワンコを私の車の中で、待たしてた事をすっかり忘れてたのだった。

なんて、不憫なワンコだろう・・・。
かぁさんを許してね!
全部、あほの末ちゃんが悪いのよ!
さあ!帰って、あなた達の朝ご飯をしましょうね!
ご飯が食べれるだけ、幸せなのよ。
世間には、いつもお腹を減らした宿無しワンコや人間もウヨウヨいるのよ。
分かったら、そんな目で私を見ないでね。
さあ♪笑って♪ご飯が待ってるわよ~♪

と、ワンコに言い聞かせながら家路を急いだ。

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