前日から徹夜の私は、肝心の朝方にウトウトしてしまった。
気が付くと・・・
am8:30 
 ぷうちゃんを見ると、まだ陣痛は来ていないみたいだ。
 ジッと見ていると、お尻の辺りがピクピクと動いている。・・・これは、陣痛じゃないよね?

am9:00
 一応、先生に連絡を取っておく。
 前日の体温低下を告げると、いつでも待機しておくから、目を離さないようにとのこと。

am9:13
 少量の破水・・・だと、思う。
 アソコから、出たから・・・?

am9:30
 今度は、大量に・・・ピンク色の破水!(出血?)
 急いで先生に連絡する。
 『1時間しても胎児が出なかったら、病院に連れて来なさい。』と言われた。
 でも・・・まだ、陣痛らしきものは来ない。不安だ。

am9:40
 仰向けになって、いきんでいるというより・・・震えている?
 息は、荒くなってきたけど、いきまない。

am10:30
 しきりに、手をなめている。
 陣痛は、少し弱まったようである。
 病院に連れて行くか、悩む。

am10:45
 茶色っぽい液体が、アソコから飛び散る。
 ちょうど、血の変色したような色である。
 あせって、先生に連絡して、すぐに病院に走ることにした。

am11:10
 病院に向かう車中にて、羊膜の袋が少し出てくる。
 動く度に、その少し緑がかった袋が、ちょうど鼻ちょうちんのように膨らんだり縮んだりする。
 これが出ると、もう胎児が出てくるのも時間の問題やねんけど・・・
 ひょっとして、自然分娩でいけた?
 いやいや、やっぱり何かあったら恐いし・・・

am11:15
 病院に到着する。
 診てもらうと、まだ胎児の頭が下がってきていないらしい。
 もう少し、このまま様子を見ることになった。
 息は荒いんだが、全然いきむ様子はない。

正午
 やはり、胎児の頭は下がってこない。
 陣痛微弱だが、促進剤を打っても無駄だろうからと、帝王切開することになった。
 すごく心配である。恐い・・・。

pm12:15
 手術開始する。
 私がソワソワしていたので、先生が『手術・・・見るか?』とおっしゃった。
 恐いけど、子供が出てくるのも見たかったので手術室に入った。

pm12:30
 ベッドがちょうど真中で縦に折れ曲がったような手術台に、ぷうちゃんは手足を縛られていた。
 もう、麻酔が効いていると思っていたのに、ちょうどこれから麻酔する所だった。
 酸素マスクみたいなものをぷうちゃんの口にかぶせた。
 しばらくは静かだったが、いきなり悲しそうな泣き声がした。
 その遠吠えのような泣き声はマスクごしにくぐもった音で続いた。
 私は涙が出そうになるのを堪えた。

(後から聞いたんだけど、帝王切開の場合は、胎児に麻酔が効いたら仮死状態で生まれるので、浅く麻酔をかけるらしい。その加減が難しいらしい。)

その2に続く

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