出産ドキュメント その1
2001年4月10日前日から徹夜の私は、肝心の朝方にウトウトしてしまった。
気が付くと・・・
am8:30
ぷうちゃんを見ると、まだ陣痛は来ていないみたいだ。
ジッと見ていると、お尻の辺りがピクピクと動いている。・・・これは、陣痛じゃないよね?
am9:00
一応、先生に連絡を取っておく。
前日の体温低下を告げると、いつでも待機しておくから、目を離さないようにとのこと。
am9:13
少量の破水・・・だと、思う。
アソコから、出たから・・・?
am9:30
今度は、大量に・・・ピンク色の破水!(出血?)
急いで先生に連絡する。
『1時間しても胎児が出なかったら、病院に連れて来なさい。』と言われた。
でも・・・まだ、陣痛らしきものは来ない。不安だ。
am9:40
仰向けになって、いきんでいるというより・・・震えている?
息は、荒くなってきたけど、いきまない。
am10:30
しきりに、手をなめている。
陣痛は、少し弱まったようである。
病院に連れて行くか、悩む。
am10:45
茶色っぽい液体が、アソコから飛び散る。
ちょうど、血の変色したような色である。
あせって、先生に連絡して、すぐに病院に走ることにした。
am11:10
病院に向かう車中にて、羊膜の袋が少し出てくる。
動く度に、その少し緑がかった袋が、ちょうど鼻ちょうちんのように膨らんだり縮んだりする。
これが出ると、もう胎児が出てくるのも時間の問題やねんけど・・・
ひょっとして、自然分娩でいけた?
いやいや、やっぱり何かあったら恐いし・・・
am11:15
病院に到着する。
診てもらうと、まだ胎児の頭が下がってきていないらしい。
もう少し、このまま様子を見ることになった。
息は荒いんだが、全然いきむ様子はない。
正午
やはり、胎児の頭は下がってこない。
陣痛微弱だが、促進剤を打っても無駄だろうからと、帝王切開することになった。
すごく心配である。恐い・・・。
pm12:15
手術開始する。
私がソワソワしていたので、先生が『手術・・・見るか?』とおっしゃった。
恐いけど、子供が出てくるのも見たかったので手術室に入った。
pm12:30
ベッドがちょうど真中で縦に折れ曲がったような手術台に、ぷうちゃんは手足を縛られていた。
もう、麻酔が効いていると思っていたのに、ちょうどこれから麻酔する所だった。
酸素マスクみたいなものをぷうちゃんの口にかぶせた。
しばらくは静かだったが、いきなり悲しそうな泣き声がした。
その遠吠えのような泣き声はマスクごしにくぐもった音で続いた。
私は涙が出そうになるのを堪えた。
(後から聞いたんだけど、帝王切開の場合は、胎児に麻酔が効いたら仮死状態で生まれるので、浅く麻酔をかけるらしい。その加減が難しいらしい。)
その2に続く
気が付くと・・・
am8:30
ぷうちゃんを見ると、まだ陣痛は来ていないみたいだ。
ジッと見ていると、お尻の辺りがピクピクと動いている。・・・これは、陣痛じゃないよね?
am9:00
一応、先生に連絡を取っておく。
前日の体温低下を告げると、いつでも待機しておくから、目を離さないようにとのこと。
am9:13
少量の破水・・・だと、思う。
アソコから、出たから・・・?
am9:30
今度は、大量に・・・ピンク色の破水!(出血?)
急いで先生に連絡する。
『1時間しても胎児が出なかったら、病院に連れて来なさい。』と言われた。
でも・・・まだ、陣痛らしきものは来ない。不安だ。
am9:40
仰向けになって、いきんでいるというより・・・震えている?
息は、荒くなってきたけど、いきまない。
am10:30
しきりに、手をなめている。
陣痛は、少し弱まったようである。
病院に連れて行くか、悩む。
am10:45
茶色っぽい液体が、アソコから飛び散る。
ちょうど、血の変色したような色である。
あせって、先生に連絡して、すぐに病院に走ることにした。
am11:10
病院に向かう車中にて、羊膜の袋が少し出てくる。
動く度に、その少し緑がかった袋が、ちょうど鼻ちょうちんのように膨らんだり縮んだりする。
これが出ると、もう胎児が出てくるのも時間の問題やねんけど・・・
ひょっとして、自然分娩でいけた?
いやいや、やっぱり何かあったら恐いし・・・
am11:15
病院に到着する。
診てもらうと、まだ胎児の頭が下がってきていないらしい。
もう少し、このまま様子を見ることになった。
息は荒いんだが、全然いきむ様子はない。
正午
やはり、胎児の頭は下がってこない。
陣痛微弱だが、促進剤を打っても無駄だろうからと、帝王切開することになった。
すごく心配である。恐い・・・。
pm12:15
手術開始する。
私がソワソワしていたので、先生が『手術・・・見るか?』とおっしゃった。
恐いけど、子供が出てくるのも見たかったので手術室に入った。
pm12:30
ベッドがちょうど真中で縦に折れ曲がったような手術台に、ぷうちゃんは手足を縛られていた。
もう、麻酔が効いていると思っていたのに、ちょうどこれから麻酔する所だった。
酸素マスクみたいなものをぷうちゃんの口にかぶせた。
しばらくは静かだったが、いきなり悲しそうな泣き声がした。
その遠吠えのような泣き声はマスクごしにくぐもった音で続いた。
私は涙が出そうになるのを堪えた。
(後から聞いたんだけど、帝王切開の場合は、胎児に麻酔が効いたら仮死状態で生まれるので、浅く麻酔をかけるらしい。その加減が難しいらしい。)
その2に続く
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