出産ドキュメント その2(4月10日)
2001年4月11日pm12:35
ぷうちゃんのお腹にメスが入った。
私は思わず、後ろに下がって、目をそむけた。
ちょっとしたら、1匹目の赤ちゃんが取り出された。
看護婦さんが、流水(湯)で、ザーっと流してタオルでしごいた。(かなり荒っぽい)すぐに、産声。
小さなダンボール箱にポイっと入れた。
あとは、次々に3匹取り出された。
ダンボールの中の赤ちゃんはピイピイと泣いては動きまわっていた。
へその緒はついたままだった。
ぷうちゃんの方を見ると、お腹から大きな臓器が取り出されていた。(し、子宮?)
なにやらゴソゴソしている。
その間も、しょっちゅう麻酔ガスの濃度を調整していた。
見ていると、すごく荒っぽく見える。
たまにぷうちゃんの声が聞こえてくる。
堪らない・・・・早くここから出たい・・・
いや、ぷうちゃんも頑張ってるんやから・・・・
赤ちゃんなんか、あまり目に入ってこなかった。
それより、ぷうちゃんが心配で仕方なかった。
しばらくして、5匹目が取り出された。
5匹!!!5匹も入ってたんや!
私が涙ぐんでいると、看護婦さんが、
『もう心配ないから、赤ちゃんと出ててもいいよ』
と言ってくれたので、ちょっと安心して・・・意気地なく出てしまった。
ぷうちゃん、ごめん!もう、よう見いひんわ!
先生を信頼して・・・私は外で待ってることにした。
pm1:05
待合室の長椅子で、ダンボールをかかえてボーっと、赤ちゃんを見ていた。
まだへその緒は長いのやら短いのやら付いたまんま。
それが、赤ちゃんにからまっている。
心配で、へその緒を指で千切ろうとしたが、筋みたいなものが2本ほどあって千切れない。
恐いから、そのままにして、からまらないようにしょっちゅう、へその緒を移動させていた。
pm1:30
手術完了。先生が出てきた。
ダンボールの中の赤ちゃんのへその緒を切りながら
『30分位で終わると思ってたんやけど、えらい大きな赤ちゃんやから、すごい手間取ったな。ちゃんと運動させとったか?』
『そらもう!直前まで河川敷で散歩させてたのに・・・なんでやろ?』
『どっちにしても自然分娩は無理やったな!こんなに大きくなってたらな〜。』
(後で計ったら、なんと333g〜401gでした。これはちょうど、シェパードとかゴールデンとかの大型犬の赤ちゃんと同じ位である)
pm1:50
ぷうちゃんは、なんと!歩いて手術室から出てきた!
もちろんフラフラだったが・・・・
見ると、お腹は見事にペシャンコになって、ガリガリに見える。事実、ガリガリなんだろう。
赤ちゃんに全部栄養取られてるよな〜・・・。
この先生は、とにかく極力、麻酔をかけない主義らしく、縫合の時はもう麻酔は殆ど効いていなかったらしい。
だから、歩いて出てこれたらしいけど・・・・
身体の為にはええらしいけど・・・かわいそうや・・・
慌てて出たので、お金もそんなに持ってなくて先生は手術代は、今度でええと言われたんやけど、きみちゃんに持って来てもらうことにした。
どうせ、車で迎えに来てもらわないと帰れないしね。
ついでに避妊手術も一緒にしてもらったのに、代金はなんと、53000円だった。
『えええ!!先生!そんなに安いんですか?避妊手術もしてもらってるんですよ!』
『わしはその方が楽で良かったんやで!子宮をおいとくんやったら、もっと難しいし、避妊手術の代金まで取る所はないやろ!』
それにしても・・・10万円以上は覚悟してたのに!
帝王切開やったら、20万円仕事やで!と、誰かに聞いたことあるし・・・
pm3:00
やっと、きみちゃんが来た。遅い!
帰りにまた、犬のミルク2缶と、哺乳瓶までサービスしてくれた。
ほんまに、そんなんやから、いつまでたっても病院がボロボロやねんで!でも・・・感謝♪
pm3:30
家に到着。
恐る恐るぷうちゃんの傷跡も生生しいお腹に、赤ちゃん達を近づけた。
乳首にあてがったら、勢いよく飲みだした。
ぷうちゃんは、嫌がるふうもなく無関心でボーっとしていた。
pm5:00
ぷうちゃんが赤ちゃん達を舐め出した。
良かった。母親の自覚があるんや!すごい!
この後もよく世話をするが、寝返りの時や移動する時、おかまいなしに赤ちゃんの上にドスンと乗る。
圧死が心配なので、授乳が済むとしばらくは隔離することにした。
ということは、2〜3時間置きに私が赤ちゃんをぷうちゃんの所に運ばなくてはいけない。
・・・・・当分、寝れそうにないな〜。
長らく、ご清聴ありがとうございました。
まだまだ書き足りないけど、今宵はこれまでにしとうございます。
ぷうちゃんのお腹にメスが入った。
私は思わず、後ろに下がって、目をそむけた。
ちょっとしたら、1匹目の赤ちゃんが取り出された。
看護婦さんが、流水(湯)で、ザーっと流してタオルでしごいた。(かなり荒っぽい)すぐに、産声。
小さなダンボール箱にポイっと入れた。
あとは、次々に3匹取り出された。
ダンボールの中の赤ちゃんはピイピイと泣いては動きまわっていた。
へその緒はついたままだった。
ぷうちゃんの方を見ると、お腹から大きな臓器が取り出されていた。(し、子宮?)
なにやらゴソゴソしている。
その間も、しょっちゅう麻酔ガスの濃度を調整していた。
見ていると、すごく荒っぽく見える。
たまにぷうちゃんの声が聞こえてくる。
堪らない・・・・早くここから出たい・・・
いや、ぷうちゃんも頑張ってるんやから・・・・
赤ちゃんなんか、あまり目に入ってこなかった。
それより、ぷうちゃんが心配で仕方なかった。
しばらくして、5匹目が取り出された。
5匹!!!5匹も入ってたんや!
私が涙ぐんでいると、看護婦さんが、
『もう心配ないから、赤ちゃんと出ててもいいよ』
と言ってくれたので、ちょっと安心して・・・意気地なく出てしまった。
ぷうちゃん、ごめん!もう、よう見いひんわ!
先生を信頼して・・・私は外で待ってることにした。
pm1:05
待合室の長椅子で、ダンボールをかかえてボーっと、赤ちゃんを見ていた。
まだへその緒は長いのやら短いのやら付いたまんま。
それが、赤ちゃんにからまっている。
心配で、へその緒を指で千切ろうとしたが、筋みたいなものが2本ほどあって千切れない。
恐いから、そのままにして、からまらないようにしょっちゅう、へその緒を移動させていた。
pm1:30
手術完了。先生が出てきた。
ダンボールの中の赤ちゃんのへその緒を切りながら
『30分位で終わると思ってたんやけど、えらい大きな赤ちゃんやから、すごい手間取ったな。ちゃんと運動させとったか?』
『そらもう!直前まで河川敷で散歩させてたのに・・・なんでやろ?』
『どっちにしても自然分娩は無理やったな!こんなに大きくなってたらな〜。』
(後で計ったら、なんと333g〜401gでした。これはちょうど、シェパードとかゴールデンとかの大型犬の赤ちゃんと同じ位である)
pm1:50
ぷうちゃんは、なんと!歩いて手術室から出てきた!
もちろんフラフラだったが・・・・
見ると、お腹は見事にペシャンコになって、ガリガリに見える。事実、ガリガリなんだろう。
赤ちゃんに全部栄養取られてるよな〜・・・。
この先生は、とにかく極力、麻酔をかけない主義らしく、縫合の時はもう麻酔は殆ど効いていなかったらしい。
だから、歩いて出てこれたらしいけど・・・・
身体の為にはええらしいけど・・・かわいそうや・・・
慌てて出たので、お金もそんなに持ってなくて先生は手術代は、今度でええと言われたんやけど、きみちゃんに持って来てもらうことにした。
どうせ、車で迎えに来てもらわないと帰れないしね。
ついでに避妊手術も一緒にしてもらったのに、代金はなんと、53000円だった。
『えええ!!先生!そんなに安いんですか?避妊手術もしてもらってるんですよ!』
『わしはその方が楽で良かったんやで!子宮をおいとくんやったら、もっと難しいし、避妊手術の代金まで取る所はないやろ!』
それにしても・・・10万円以上は覚悟してたのに!
帝王切開やったら、20万円仕事やで!と、誰かに聞いたことあるし・・・
pm3:00
やっと、きみちゃんが来た。遅い!
帰りにまた、犬のミルク2缶と、哺乳瓶までサービスしてくれた。
ほんまに、そんなんやから、いつまでたっても病院がボロボロやねんで!でも・・・感謝♪
pm3:30
家に到着。
恐る恐るぷうちゃんの傷跡も生生しいお腹に、赤ちゃん達を近づけた。
乳首にあてがったら、勢いよく飲みだした。
ぷうちゃんは、嫌がるふうもなく無関心でボーっとしていた。
pm5:00
ぷうちゃんが赤ちゃん達を舐め出した。
良かった。母親の自覚があるんや!すごい!
この後もよく世話をするが、寝返りの時や移動する時、おかまいなしに赤ちゃんの上にドスンと乗る。
圧死が心配なので、授乳が済むとしばらくは隔離することにした。
ということは、2〜3時間置きに私が赤ちゃんをぷうちゃんの所に運ばなくてはいけない。
・・・・・当分、寝れそうにないな〜。
長らく、ご清聴ありがとうございました。
まだまだ書き足りないけど、今宵はこれまでにしとうございます。
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