車2台で、行ってたんだが、(私ときみちゃん。力也とご両親)
ともかく地玉子の自動販売機を見つけて止まった。
私と力也ちゃんだけ降りて、その自動販売機で、20個入りの玉子を2パック買った。
私がそれを持って車に戻ろうとしたら、力也ちゃんが、まだ買っている。
私「そんなに買っても食べられへんやん!」
力「ええやんけ!ほっとけや!まだ小銭があるから買うんじゃ!」
私「・・・・・・」(まだ、機嫌直っとらんな・・)

私は、そのまま無視して戻りかけると、
グッシャッ!!!!といういやな音!!!
振り返ると、力也ちゃんが追加で買った玉子は無残にも地面に飛び散っていた。
力也ちゃんを見ると、あっけに取られた顔で呆然としている。
手には、玉子を縛っていたはずのリングのような物だけが、むなしく握られていた。
私「・・・・・くっ・・・がははははっは!!」
思わず、大笑いしてしまった後・・・しまった!と思ったが、もう遅い。
よく見ると、玉子の汁が・・・力也ちゃんの洋服にも飛び散っていた。
これが、まずい!
力也ちゃんは、すごく服を大事にするお洒落さんなのだ。
みるみる力也ちゃんの顔は真っ赤に染まった。
私は慌ててタオルを持って力也ちゃんに渡すと、
「いやぁ〜!ひどいな〜!ちゃんとくぐってなかってんやん!これは、店の人が悪いやんな〜!」
と、なだめたが・・・・(煽ってる?)

もう、力也ちゃんはとまらない!
そのまま自動販売機に戻ると、蹴るわ!蹴るわ!
ドス!ボコ!バキ!グワッシャ!
「引っくり返したる!!!」と言って、自動販売機を持ち上げにかかった。
が、頑丈にビスで止めてあったので、無理だった。
私「もう、やめときぃ〜や!血圧上がって自分が倒れるで!」
力「くぉらぁ〜〜〜!!!出てこんかい!そこのボロ農家とちゃうんかい!ぼけーーーーっ!!!」
もう、私は恥かしくてたまらんかったので、さきに車に戻った。
吠えまくった力也ちゃんは、少しすっとしたのか、ブツブツ言いながら自分の車に戻った。

私は無情にも、先に発進して出発した。
慌てて力也ちゃんも後に続いた。
・・・・来んでも、ええのに・・・・・
バックミラーで力也ちゃんと両親の様子を窺うと、
ずっと、何か文句を言ってる力也ちゃんを両親は必死になだめている感じだ・・・・。
お義父さんとお義母さんには悪いけど、車が別々で助かった!

バックミラーに写る力也ちゃんの顔はますますどどめ色になってるようで恐かった。
家に帰ったら、私が思い切り文句言われるんやろうな〜・・と思ったら気が重かったが、ともかく大阪に近づいて来た。

新御堂筋はすごく混んでいた。
そこに、無謀にも私の車と力也ちゃんの車の間に割り込んできた勇気ある車があった。
その後の事は、・・・・・もう!書くのもためらわれる恥かしい出来事だった。
力也ちゃんは、わざとその車に割り込ませて、私の車と自分の車で挟み逃げられない状態にして・・・(もちろん私はその間、車を動かす事はご法度!無言のチームプレーである!)
力也ちゃんは、いそいそと車から降りて、その割り込み車に近づいて行って、怒鳴りまくり、車のドアを蹴り、ストレス発散していた。周囲の車の視線はもちろん、釘付け!
私は心の中で、他人のふり!他人のふり!とつぶやき、力也ちゃんが自分の車に戻るまで耐えた。

しばらくして、ようやく渋滞から逃れてきたので、私は、力也ちゃんの車を引き離し、はぐれたフリをして先に家に帰った。
だって、帰ってごはんの用意をしな、あの機嫌の悪さは悪化する一方やもん!(腹が減ったらますます野獣と化する)

でも、その心配だけは無用やった!
お義母さんが、心得ていて、力也ちゃんを自分の家に引き止めて、餌を与えてくれ、少し寝かせてくれた。

夜になって帰って来た力也ちゃんは、機嫌が直っていて、私も要領よく、玉子と割り込み車の悪口を一緒に、楽しく言いまくり、夜は更けていった。

はーーーー・・・・・・・
これやから、力也ちゃんと一緒に行動するのはいややねん!
お義母さん、お義父さん、ごめんね!
でも、自分たちで蒔いた種と畑から取れた、我が子やから、めんどうみてね!

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